ゲーム感覚ではいい出会いはない

ネット社会に生きているとバーチャルとリアルの境目が分からなくなる。2次元での恋愛は何度もやり直せば、最後は上手くいくようになっているが、リアルの世界ではそうはいかない。だから、現実の世界に弱いのが今の若者である。言われたことには非常に忠実に動くが、自分で考えるというイマジネーションがないので、知らないことに出食わすとそこから先へいけない。

最近のネット社会は便利で、自分で考えなくても選択肢がたくさんあるので、選べばいいだけなのだ。ただ、自分の気持ちを相手に伝えるには自分で考えた文を考えなくてはいけない。ただ、これもいい文を探してきて、コピペで済ませてしまう。これを繰り返していたら、出会い系でも決してうまくはいかないはずだ。

恰好をつけないで、正直な気持ちを何人もの相手にぶつければ、きっとあなたに振り向いてくれる相手はいるものだ。男性も女性も8割が恋人を欲しいと思っているので、諦めないで挑戦を続ければ、きっといい出会いがあり、いいパートナーが見つかるものだ。

幻想の男性社会

人妻が出会い系サイトで、このような自由な世界を手にしていることを、しかし実は、多くの夫が、気付いていないのではないでしょうか。自分の妻は、以前と変わらぬ貞淑な妻であるように思っている。男性が妻の貞淑を疑うことは、ほとんどないでしょう。婚姻関係が継続されていることが、それを示しています。妻は夫に、自分の自由な生活について、決して知られぬようにするのです。

男性優位の社会は、ほんとうはもう、終わりを告げています。実際にはそれは、すでに崩壊し、跡形もなくなくなっているものでしょう。しかし多くの男性が、幻想の中にだけ、それを変わらず持っている。妻が出会い系サイトで浮気する現実を知らず、自分が信じる幻想のなかに、閉じこもっているのです。

男性も知識として、出会い系サイトに人妻が多数登録していることを、知っているかもしれません。でも自分の妻だけは、そんなことをしないと思っている。しかし知らないのは、男性だけなのです。妻はすでに、出会い系サイトという翼をつけ、世の中を自由に飛び回っています。

そんな社会が、実際に崩壊することも、もう遠いことではないのでしょう。しかしその時になって気付いても、もう手遅れになっているのです。

出会い系サイトで人妻が得るもの

主婦は出会い系サイトを通じ、今や公然と、浮気相手をさがすようになりました。そういう主婦たちに共通することは、「自分を一人の女性として見てほしい」という願いです。主婦も今や、一人の人間、一人の女性として、生きていきたいと願う気持ちを、押しとどめることができなくなっているのです。

そんな主婦の気持ちを受け止める男性は、世の中にいくらでもいます。主婦をきちんと一人の女性としてあつかい、夫からは聞くことができない褒め言葉をささやき、性の喜びを与える。そんな男性が、人妻に群がっていくのです。

人妻はそこでは、自分が主人公の物語をつむいでいくことが可能となります。夫に従属し、妻として、母として人生を終えるのでなく、一人の人間、一人の女性として、自立する女性としての姿を、出会い系サイトで追求することができるのです。

人妻には毎日、多くの男性からメールが送られます。そこで囁かれる熱烈な求愛の言葉は、夫から聞くことはできません。夫にそれを求めても無駄だと悟った女性が、出会い系サイトに、それを求めるようになっていきます。実際に出会い系サイトで、求めるものを得て、それにより心の平穏を回復し、人妻は家庭に戻っていくのです。

主婦の出会い系サイト利用

出会い系サイトは1990年代に登場し、その後爆発的に拡大していくこととなりました。PCや携帯電話により、それまで何のつながりもなかった男女が、出会い、関係を持つことが可能となる。そんなことはこれまで、考えられもしないことでした。

今や携帯電話は、家庭の主婦でも、持っていない人は少ないといえるでしょう。その携帯電話ひとつあれば、出会い系サイトに接続し、夫以外の男性と、出会いをもつことが可能な世の中となったのです。

性的欲求不満を抱える人妻は、このチャンスを見逃すことはありませんでした。ご主人に失望し、家庭の中で自分の立場が改善されることがないと悟ると、人妻は離婚するか、浮気するかの、二者択一を選ぶようになったのです。離婚して、自立した女性として生きることも、ひとつのあり方です。しかし離婚はせずに、欲求不満を浮気により解消しながら、婚姻関係を継続していくということも、十分理解できる、ひとつのやり方だといえるでしょう。

主婦が携帯電話を使い、出会い系サイトを通して、浮気相手を見つけることが、今や公然と行われるようになりました。出会い系サイトにおいて、主婦の利用率は非常に高く、女性全体の4分の1にたっするという報告もあるくらいです。

女性の立場の社会的変化

昔の社会は、「男性優位」でした。男性だけが社会的存在で、女性は男性のための下働きをする以上の機会を、社会で得ることは、なかなか難しかったのです。ところが産業の発達により、その状況は、大きく変わりました。今や女性も、社会的存在となり、自立した一人の職業人として生きていくことが、それほど難しくない世の中となったのです。

自立した女性は、もう婚姻関係に縛られる必要がありません。以前であれば、女性は結婚する以外に、生活の道がありませんでした。しかし現在では、必ずしも結婚は、女性が生きていくために必要なものではなくなったのです。

女性ははっきりと、それをわかっています。家庭の主婦も、その影響を受け、夫の従属物でなく、自立した一人の人間として、認められることを望むようになりました。自分がただ、妻であり母であるだけでは、満足できないようになったのです。

しかし多くの男性は、それをよくわかっていません。相変わらず男性優位の社会があり、家庭でもそれは変わらないものだという、幻想を持っているのです。そこに食い違いがあります。夫と妻とのあいだに、埋めがたい溝ができてしまうことになるのです。そこに登場したのが、出会い系サイトでした。

欲求不満を抱える人妻

多くの人妻が、深刻な性的欲求不満を抱え、出会いを求めていることは、公然の秘密というべきことでしょう。多くの男性は、自分の奥さんに限っては、性的欲求不満など抱えていないと思うかもしれません。しかし本当にそうでしょうか。

これは日本人の性質なのかもしれません。多くの男性が結婚したとたん、奥さんとセックスをしなくなってしまいます。「仕事とセックスは、家庭に持ち込まない」と言った芸人もありました。多くの男性が、これに密かに同意したのではなかったでしょうか。「釣った魚に餌はやらない」と、日本では昔から言われています。女性は結婚したとたん、セックスと無縁の生活を強いられることになってしまうのです。

昔の日本なら、それでも良かったのかもしれません。家庭に入り、セックスと無縁になってしまう女性を、「おばさん」と呼び、おばさんは中年女性のひとつの代名詞ともなりました。おばさんになって家事を切り盛りし、子供を育てる。それにより家族の幸せが実現された世界が、たしかにかつての日本にはありました。

しかし現在は、時代が大きく変わってしまっています。今や家庭におさまり、おばさんとなっていくことに、満足できる女性が、非常に少なくなってしまったのです。